青い空、白い雲、待ちに待った夏休み。
帰り道、夏の道、蝉の声聞きながら一休み。
「木陰に入るだけでも大分変わるね」
「空が高くて気持ちいいしね」
見上げた空、入道雲木漏れ日の下で一涼み。
背中合わせ、草の上、どちらともなくよりかかり。
「庄左エ門は夏休みどういう風に過ごすんだ?」
「んー、まぁ普通に家の手伝いとか、庄二郎の面倒見たりとか」
「大変だね、炭屋の若旦那は」
「何言ってるのさ、団蔵こそ馬借の仕事でこの暑い中色んなところ回ったり馬の世話しなきゃ
いけないんだろ?」
背中越し、他愛無し、ありきたりの話で帰りを引き伸ばし。
「ん、でもそうでもないよ。色んなとこ回るのも馬の面倒見るのも好きだし。お祭りとか楽し
いこともいっぱいあるし」
「へー、団蔵のとこお祭りあるんだ」
「うん、毎年やってる。といってもそんなに大きな祭りじゃないんだけどね」
「いいな、じゃあ楽しみだね」
「うん。そうだ庄左ヱ門も来る?その日」
「え?いいの?」
「もちろん。じゃあその日僕が馬で迎えに行くよ」
「本当?約束だよ」
「うん。約束」
青い空、夏の空、背中越しで交わした約束。
寄りかかり、背中越し、伝わったお互いの鼓動の早さ。
きっと忘れたりしないだろう。
夏のたび、思い出す時が来たとしても。
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アヲイロノスタルジィのアヲム様より、暑中見舞いを強奪してきました。
正直な話見てすぐにこんな感じのストーリーが浮かんじゃって仕方ありませんでした。
そして妄想しながらも手は右クリックを押してました。
いや、だってこんなストーリー性のあるイラスト見て妄想に耽るなって方が無理。
背中合わせで意味深な視線、その上生足止めとばかりにフンチラ(褌チラリズム)。萌えで呼吸
困難起こせると思った。というか萌え過ぎてしばらく暑さ忘れました。
そんな納涼にぴったりの素敵イラストを配布しているアヲムさんのサイトはこちら。
本当に、有難うございました&ご馳走様でした。
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