へらへらと笑う、その態度に腹が立つ。 「お前、何で抵抗しないわけ?」 イラつきのまま聞いてみれば、目の前の馬鹿はただ笑う。 「だって、泉じゃん」 はぁ?何だそれ。全然わかんねぇ。 そういうと、この馬鹿は嬉しそうに 「いーんだよ。泉なら。俺は、さ」 といって、オレの頬に手を触れた。 そうして、そのまま指を滑らせて愛しむみたいにオレの首をそっと撫でた。 こいつ、ホント馬鹿。 男の癖に、男に。それも元後輩にこんなことされて笑ってられるなんて普通ないだろ。 だけどコイツはそんなことなんでもないかのようにいつだって、余裕面して笑うんだ。 それが、本当に。 「お前、マジで腹立つ」 「おー」 「つか、殴りたい。本気で」 「え、この体勢でそれはオレ、ものすごい不利なんですけど」 「知らねーよ、この状態になるまで抵抗しなかったのはお前の勝手だろ、このマゾ」 「いや、俺別にマゾじゃねーから。痛いの大っ嫌いだかんな?」 「嘘くせぇ。つーか、嘘だろそりゃ」 「え?全否定?」 「ホントに痛いの嫌なら、とっくに手ぇ振り払うだろ。つか。この状態で何されっかわかんねえとか大嘘ぶっこいたらマジでそのツラ殴る」 「うわ、暴君がいるよ、此処に。つーかさ・・・」 腹が立つ。 「オレが、泉の手を払えるわけねーじゃん」 敵わないって、思い知らされっから。 「もう、お前ホント黙れ」 「何だよ、照れんなよー」 お前なんか、大嫌いだ。 「黙んねーんなら、勝手に塞ぐかんな」 「おー」 世界で一番大嫌い カラー練習用に描いたイズハマ+それにあわせた小話 カラーって楽しいもんだなぁ。男相手にギャルゲ塗りだけど(目とか。でも泉の目のハイライトは上手く言った気がするんだ) そして、絵は割と甘めなのに泉さんがちっともデレ期に入らないけど。 ところでコレは表において平気なんだろうか。 しかし、此処まではっきりと寸止めの絵を上げるのって初めてなんでここにおいていいもんか悩むな・・・。 服脱いでないから良いとは思うけど 戻る |