9組で覚えるコピー本の作り方。 浜田「泉ー、クラスで文集作るんだけど」 泉「そうか、頑張れよ」 浜田「いや!お前中学のとき文集委員だったろ?作り方・・・」 泉「頑張れー、負けんなー」 浜田「Σいや、聞けよ!人の話!だから・・・」 田島「何々〜?浜田、泉と文集つくんのー?」 三橋「お、俺も、何か、手伝う、よ!」 泉「・・・(あー・・・、こいつらも首突っ込んできたしなぁ。まぁ、仕方ねーか)んじゃ、しょうがねーから手伝ってやるよ」 @本文の印刷 泉「んじゃ、まず本文の印刷の準備な。浜田ー、原稿全部で何ページんなった?」 浜田「えーっと、全部で49ページ」 泉「あー・・・んじゃ、お前のページ削って48ページにすっか」 浜田「何でだよ!!」 泉「こういうタイプの本の場合ページ数が4の倍数じゃなきゃ駄目だからだよ」 田島「そうなのか?」 三橋「そう、なんだ」 泉「おー、この場合紙を半分に折るだろ?そしたら下の図みたいに表面で2P。裏面で2Pできんじゃん?」 浜田「あー、一枚の紙で4ページできっから?」 泉「そー。だからこういう風に一枚の紙を開いて本にする場合は本文のページ数は4の倍数じゃなきゃ駄目なんだよ。それ以外だとページがあまっちまうからな」 田島「ふーん、結構めんどくせーんだなー」 泉「おー、めんどくせーぞ、コレ。だから最初に間違えないように実際下図Aみたいに本のとおりに重ねてテープで止めておいたほうがいいぜー」 三橋「印刷したときの状態になるように。だね」 泉「そういうこと」 A製本作業 田島「印刷終了ー!!」 浜田「おー、こっちも最後のページ以外半分に折り終わったぜー」 泉「んじゃ、もう製本しちまうか。浜田、残りのページそのまま折っててくれ。田島、三橋ー、印刷した順番どおりに紙重ねてって。俺ホチキスで止めるから。浜田、貰ってきたダンボール貸せ」 三橋「うん、わかった、よ」 浜田「んーこれでいいか?っつーかけっこー厚いけど大丈夫か?」 田島「ところで泉ー、ホチキスするのにダンボールどう使うんだー?」 泉「あー、コレはホチキスをこう開く(下図参照)だろー?」 泉「んで、ダンボールの上に印刷した紙を乗せて、ホチキスの針を真ん中の位置に合わせて▼のところを、こう思いっきり・・・」 泉「叩く」 泉「と、上手くとめられんだよ。因みに手加減なしで図のとおり拳を垂直に叩きつけるように叩くのがコツ。小指の付け根んとこから力をまっすぐ伝える感じな。」 三橋「い、泉っ君、すっすっす、凄い!!!」 田島「すっげー。オレもやる!おもしれそー!」 泉「あー、おもいっきりいけよ。下手にためらうとかえって失敗すっから。芯ぐにゃってなんぞ」 田島「よっしゃ、せーの!!・・・あっれー?芯貫通したけど泉みてーにちゃんと閉じてねーや」 泉「あー、まぁ貫通したら後は爪で芯をまげて閉じちまえば良いんだよ。後は慣れ。慣れると100ページくらいの本でも出来るようになるぜ?業務用のホチキス借りてきたほうが早いけど」 浜田「しょーがないだろー、今文芸部の方が使ってんだから。借りられなかったんだよ」 泉「まぁ、後はオレがやっから。田島、三橋と一緒に紙重ねんのやっちまってくれ。浜田、折り終わったんなら出来たヤツページ抜けてねーか見てくれ」 浜田「おう、わかった。けどさ、泉」 浜田「何でオレ見ながら叩くわけ?」 泉「そのほうが手加減なしに叩けるから」 浜田「・・・」 何となくわかっていただけたでしょうか? 因みに砂月は高校時代この方法で100ページ前後の本を年三回作ってました。 そのうち年1回は100部発行。今思うとなんて無茶なことをと(以下略) 因みに、この方法あんまり部数が多いとホチキスが壊れる可能性がある上、開けるやつじゃないと全く使えません いや、でもそういや砂月が在籍している間に壊れたりしてなかったなホチキス。 凄いな文房具屋のホチキス(たしか300円くらい) 尚、泉が浜ちゃんに対してツンなのは標準装備なので気にしないで下さい。 戻る |