保健委員会の利点

 

 




どうして6年間も保健委員を続けてるのかって?
いやいや残念ながら最初のとき以外は籤でもじゃんけんでもないよ。
え?違う違う勝手に押し付けられたとかいない間に決まっちゃったわけでもないよ。
うん、本当に。

・・・そんな驚くことはないと思うけどなぁ。

まぁ、確かにうちの委員会は他に比べて活動も多いし検便を集めたりするから人気はないんだけどね。
でも、考えてごらん?
この委員会以上に利点の大きな委員会は少ないんだよ?
例えばね、普段の活動から傷の応急処置や病気の治療法を実体験で覚えられること。
これは実戦での負傷時におおいに役立つ。経験からまず何処から手当てをすべきか最良の判断をすぐに決断できるようになるし、的確に手技を行えるようになるからね。
練習相手もこの学園だけあってちょっとやそっとじゃ死なないような頑丈な奴(某体育委員長や会計委員長などを筆頭に)沢山くるしね。
次に薬物の知識に強くなること。それこそ傷薬から睡眠薬、毒藥の精製や使用法までね。
毒や薬を得手とする忍者が多いように、これもまた忍者としての大きな武器になるのは言うまでもないね。またこれらを知ることにより同時に解毒法や、暗殺時に有効な毒藥、逆に暗殺に使われた毒の特定、山中の毒持ちの植物をさけ、安全な食料を探せるようにもなる。
応用のきく力だから、しっかり覚えようね。
加えて新野先生はさまざまな医療分野に明るいからね、そこいらの医者じゃ知らないような病気の治療法も教えてくださるし、希望すれば鍼や灸なんかも勉強できる。
もちろんこれも練習相手が容易に捕まる(例、決算後の会計委員会とか委員会終了後の体育委員とか)から実地で。上達すれば任務のとき以外にも使えて便利だよ。
それに自然と人体の構造を覚えるから戦闘時何処を狙えば確実に相手を仕留められるか、気絶させたいだけのときは何処を傷つけちゃいけないかも分かるようになるし、真綿で首を絞めるように決して死なないよう苦しめながら拷問する方法も分かるようになるよ。
あとは保健室はなんだかんだと人があつまるし、手当てしているときなんか相手も油断してるから欲しい情報をききだしやすかったりするんだよ。それにね・・・




・・・あれ?乱太郎君?なんでそんなに遠ざかってるのかな?


 

 

 


 

終わってしまえ

 

 

 

 

 


原作やよそさまの委員会における信頼関係とか絆を見ていると、実は小学校の頃の委員会みたいに週1か隔週くらいのペースで活動してるんじゃないかと思う今日この頃。むしろ忍術学園における委員会活動って個別の能力を上げるための選択授業の一環とか部活に近いのか?と妄想する今日この頃。
その結果うちのいさっくんは黒ではありません(?)が医療馬鹿になりました。
西洋医学も東洋医学もオールオッケーです。そのうち脾胃湿熱証だねとかパンピーに通じないことを言い出すに違いない。自分で煎じた薬を文次郎あたりに飲ませて後輩に気道確保の練習とかさせるに違いない。


 

 

 

 

 

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