「何これ」
「え、ケーキなんだけど」
「お前さっきまで炊飯器いじってなかった?何でがケーキ持ってくんだよ」
「いやー、だって今日泉の誕生日だし?」
理由になってねー。
「まぁ、いいじゃん。初めてにしちゃ上手くできたと思わねぇ?」
・・・手作りなのか。(相変わらず男の癖に無駄に器用だなコイツ)
「ふーん・・・食っていいの?」
「おう」
「いただきます」
「お、おー」
「・・・美味いな、これ」
「マジで?」
「おー、あんま甘くねーのがちょうどいい」
「だろ?泉甘すぎるの好きじゃないから砂糖の代わりに蜂蜜使ってみた」
「ふーん、あとレモンか何か入ってんのか?さっぱりして美味い」
「おう、レモンとちょっとだけマーマレード入ってんの。気に入った?」
「おー、割と。炊飯器から出てきたからどんなもんかと思ったけど」
「そっか、それならよかったぁ」
「・・・浜田」
「・・・ずみ?」
「美味かったから。礼」
甘くて、優しくて、さっぱりしてて、どっか暖かい。
お前が作ってくれたのはそんなお前みたいなケーキだったから
「サンキューな。つか、これ食ってたら。っつーか、このケーキお前っぽいからシたくなったんだけど。イイ?」
「シたく・・・って、え?え?ちょ、泉!?」
ハチミツレモン
(いーだろ?誕生日祝ってくれるみたいだし。こんなかわいいことしたお前が悪い)<(言いがかりも甚だしい!)
泉さん誕生日おめでとー小話。
おまえこれ、ちゅーさせたかっただけだろと突っ込まれると何もいえません。そのとおりだから(オイ)
作中に出てきてるケーキは砂月が浜ちゃんをイメージして実際作ってみたやつです。
レシピはコチラから
手軽の簡単、優しくさっぱりした甘さがなかなか浜田っぽいと思うのです。
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